右）8889TGSQTBR 5N／GIGA TOURBILLON SKELETON
左）CX38LTGPRSQT OG／GRAND CINTRÉE CURVEX GIGA TOURBILLON

フランク ミュラーには、“ギガ トゥールビヨン”という大型のトゥールビヨンを搭載した特別なモデルがあります。そこで、この大型トゥールビヨンを搭載したモデル、「ギガ トゥールビヨン スケルトン」、そして、「グランド カーベックス ギガ トゥールビヨン」を紹介します。

“ギガ トゥールビヨン”のギガという名称は、ケース内の約半分もの空間を占める、直径20mmの大型トゥールビヨンを象徴しています。さらに、ムーブメントの表と裏を逆にセットし、文字盤側にブリッジを並べ、時針を分針の上に重ねた特別な構成も見逃せません。

フランク ミュラーを代表する、世界でも最大級の“ギガ トゥールビヨン”は、フランク ミュラー ウォッチランドの研究開発部門が、技術力と時間を注ぎ、ノウハウのすべてを惜しみなく投入しました。

フランク ミュラーの功績は、枚挙に暇がないほど列挙できます。最大の功績は、かつてポケットウォッチ／懐中時計の時代に考案された超複雑機構を腕時計に組み込んだことです。超複雑な機構を搭載した機械式腕時計を、敬意を込めてグランド コンプリケーションと呼びます。彼にとってのグランド コンプリケーションは、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー、そして、ミニッツリピーターといった超複雑機構を搭載した腕時計か、あるいは、これらの機構を複数搭載したモデルを指しています。

フランク ミュラーは、1986年、超複雑な機構のなかでも、特別に精度の高いトゥールビヨンを発表しました。発表したのはフリー オシレーション／自由振動とトゥールビヨンを組み合わせた、独自のコンセプトで発想したジャンピングアワー式のトゥールビヨンです。これまで、数々の特許を取得してきたフランク ミュラーですが、このジャンピングアワー式のトゥールビヨンが特許第1号でもあります。