MASTER OF COMPLICATIONS
FRANCK MULLER
FRANCK MULLER

Master of Complications

FRANCK MULLER
WATCHLAND

フランク ミュラー ウォッチランド
情熱が生む腕時計

科学と芸術、そして技術の交差点

時計製造の
伝統と文化が息づく地で

ジュネーブという地名の語源は、ケルト語で河口を意味する。
スイスの最西端フランスとの国境に面し、
まさにローヌ川が流れ出る美しいレマン湖を臨む…

ジュネーブ・ジャントゥにある
フランク ミュラーの工房

物語が生まれる場所
「ウォッチランド」へ

ジュネーブの市街地からほど近い村ジャントゥ。街の喧騒から離れた静かな丘陵地からは、白き名峰モンブランと雄大な連山、そしてレマン湖が美しいコントラストを見せる…

天才時計師が語る時の哲学、
そして"これまで"と"これから"の歩み

時計、ブランド、職人
未来を見据えて。

フランク ミュラー、人は彼を“天才時計師”と讃える。
ブランドは創業30年を越え、その手が生み出してきた時計は誰をも驚かせ、魅力の虜にしてきた…

STEP1

クリエイティブ最優先というプリミティブな発想

時計づくりをつかさどる

デザイン

ひと目見た瞬間、フランク ミュラーとわかるオリジナリティはまずデザインから生まれる。大いなるヘリテージを生かしつつ、それを超えるために、世代の異なるデザイナー同士の自由な創造性が新たな発見をもたらす。

STEP2

二次元のデザイン画を三次元で再構築していく

外装とムーブメントの理想を追求する

設計

デザインを具現化する設計は外装に加え、ムーブメント開発も含まれる。独創的な機能と精度、信頼性を担保するため、専門チームによって設計と試作が繰り返される。どれほど技術革新が進んでも必要なのは豊かな発想だ。

STEP3

究極の造形美を生む途方もないプロセスの始まり

プロトタイプと金型の製造

ケースづくり

時計を構成するパーツや小さなネジまでも自社で製造するマニュファクチュールの真骨頂。ケースや文字盤は専業メーカーが担うが、それも完璧なプロトタイプを製造し、その量産を委託するという協業体制を敷いている。

STEP4

最先端の機械とそれを完璧に操作する職人の技

全長1.0㎜のネジさえも自社製

部品づくり

マニュファクチュールとは手工業、と部品製造の責任者は語る。時計を構成するパーツの点数は、多いものでは千を超える。視線を集めるトゥールビヨンキャリッジや、見えない部分の細かなネジまでそれらはすべて人の手を介し、高い精度や均一化はもちろん、美しさまで追求するのだ。

STEP5

時計の“貌(かお)”を手掛けるという信念と矜持

表情を演出するための装飾

ダイアルづくり

製造工程は、ウォッチランドで作成したデザイン画を基に、図面化し、地板の切り出しから成形、装飾パターンのスタンプ、塗布コーティング、インデックスや数字などのペイントや植え付けなど多岐にわたる。マニュファクチュール体制の下、文字盤一枚にも多くの技術者の技とノウハウが詰まっているのだ。それでも製作時に壊れてしまったり、検品で落とされたりするものも多く、高品質な文字盤だけがウォッチランドへ出荷される。

STEP6

高級素材の一部だけを使うプレシャスレザー仕立て

厳選された高級品の証明

ストラップづくり

ストラップは時計の個性を彩る重要な要素であり、特に上質な皮革のストラップは、高級時計の品格とエレガンスにふさわしい。フランク ミュラーではクロコダイルストラップ専門アトリエで製造。工房の壁面には、色とりどりの最高級クロコダイルの皮革が吊るされ、静けさの中で女性たちが製作にいそしむ。手作りのストラップは大切に手入れし、使い込むほどに味わいが増し、時計と同様ともに過ごした時が刻まれるのである。

STEP7

卓越した審美性を支える繊細で緻密な手仕上げ

見えない部分まで丹念に

デコレーション

スケルトン仕様が増えてきたこともあり、これまでシースルーバックでしか見ることのできなかったムーブメントのデコレーションの重要性が増している。どんなに精緻でも美観が伴わなければ魅力も半減してしまう。これを完璧に仕上げるのが装飾担当の職人たちだ。しかも作業は目に触れないような細かなパーツにまで及ぶ。そして手首に着け、光を受けた瞬間、真摯な手仕事を実感するだろう。そこに込めた誇りと矜持が美しい輝きとなって深い感動を与えるのである。

STEP8

無形文化遺産である時計産業が次代に遺すべきもの

国宝級といえる時計師の技巧

組み立て

時計の精度をつかさどる、いわば心臓部ともいえるのが脱進機だ。多くの時計ブランドがその製作を専業サプライヤーに任せるのに対し、ウォッチランドはマニュファクチュールとして作り続ける。しかも二人の女性の手によって。

STEP9

すべてが完璧であるかを疑うための厳格な検査

乗り越えるべき最終関門

検品・出荷準備

ようやく完成したタイムピースが迎える最後のハードルが検品だ。これまでの工程でその都度、精度や品質、仕上がりは繰り返し確認されているものの、専任者によるチェックは別格といえる。ここにいたるまでの多くの作り手の思いを考えると、視線はより厳しくなる。もし1点でも見逃せばその努力も水泡に帰してしまうからだ。そして温かくも厳格な検査をクリアし、いよいよ出荷へ。

フランク ミュラーという
唯一無二の腕時計をつくるために

夢に情熱を注ぐ人

いよいよ時を巡る旅も終わりを告げようとしている。旅の醍醐味が人との出会いであるように、これまで多くの人たちに巡り合った。そこには、時計づくりの情熱と生み出す喜びに満ちた笑顔があった。

独創性に溢れる唯一無二のウォッチブランド

フランク ミュラーを
知るための言葉

時間は人間の発明した概念であり、時計もあくまでそれを知覚するためのものに過ぎない。
時の哲学者とも称されるフランク ミュラーは、そのことを誰よりも深く理解しているのだろう。